【ガチンコ】カーヒーターは本当にあったかい?実際に気温を測って検証してみた。

カーヒーターは本当にあったかいのか?

 

寒い屋外作業の力強いミカタであるカーヒーター。
いろんな人から”全然違うよ!”という感想を頂くのですが
使ったことがない人にとっては実感が湧かないというのが正直な所。

 

やはり百聞は一見に如かず

ということで実際にカーヒーター付き車両で体験してみることにしました。

 

客観評価をするため気温ロガーを使用

DSC04877

あったかい~というコメントだけでは伝わりにくいと思いますので
今回は気温を計測するロガーを使い測定してみることに。

撮影を行った11月下旬,
AM9:00時点で10℃を下回る肌寒さでした。

やはり太陽が昇っていないと厳しいですね。

 

 

カーヒーター実際の外観

DSC04884

こちらは運転席側からのアングル。
車のエアコンのようにルーパーで風向きを変えることができます。

 

DSC04883

続いて外側からのアングル。
ステップ部分の空間に、カーヒーターユニットを取り付ける構造です。

 

 

DSC04895

本体記載の注意事項。
使用しないときは、異物混入を防ぐため
ルーパーを閉じたほうが良いです。

 

 

カーヒーターのしくみ

DSC04954

エンジンカバーを開いてみましょう。

 

DSC04955_2

温度の高くなったラジエター液(冷却水)をヒーターユニットに送り込み
ファンを回すことで温かい空気を吹き流します。

 

 

簡略図

簡略化した図がこちらです。
エンジンの排熱を利用するので、燃費が悪くなることはありません。
送風fanを回す電力が必要ですが、ごくわずかです。

 

 

 

DSC04881_2

また使わない時は、手元のスイッチでOFFにすることも可能です。
夏場につけたら灼熱地獄になってしまいますからね。

 

 

 

実際に計測してみましょう

①計測時の気温 11.5℃

DSC04946

徐々に陽が昇りはじめ、計測開始時は外気温は11.5℃でした。
それでもやはり寒い。

 

②カーヒーターと正反対の場所 15.7℃

DSC04926

カーヒーターから一番離れている位置ですが、
15.7℃と外気温よりも温かいですね。

 

③運転時の足元ポジション 25.8℃

DSC04936

運転席のちょうど中心部分ですが、近づいたことによって
一気に温度も上昇してきました。25.8℃とこれはあったかい!

 

 

④ヒーター開口部 53.6℃

DSC04933

さらにヒーター開口部に近づけた所、温度は50℃を超えてきました。
これはあったかい というより熱いのか??

 

 

実際の温度を体感してみた

実際に作業着を着用して、カーヒーターの温度を体験してみました。

 

DSC04959

作業着の上から心地よい温風を感じます。

これはあるとホットするなぁ~

 

 

DSC04961

気温測定では熱すぎるんじゃないか?という懸念があったので
素足でも体験。特にやけどしそうな温度ではないですね。

う~んそれにしてもあったかい!
おもわずあの歌を口ずさみそうになります。

 

 

DSC04901

念のため開口部を再計測した所32.5℃でした。
先ほどの50℃以上の気温は、センサー部が熱を保持し続けたことによる異常値だったのかもしれません。

数値はともかく、ヤケドするほどの灼熱風ではありませんのでご安心を。

 

 

納入先の声

DSC04910

今回納車した新車は、カーヒーター以外にも
走行中前から吹き込む風を防ぐ前面ガラスが装備されており、
より防寒性能が上がっていました。

 

また、納車にも立ち会ったのですが
オペレーターの方にカーヒーターの感想を聞いてみました。

・各工場間をひっきりなしに運搬するため、実質ほとんど屋外作業
足が温まると全然体感温度が変わる

・かじかまない分作業効率があがる
・使うのは11月~3月。特に陽が沈みはじめて気温が下がる夕方や夜勤時に非常に助かる。

 

もうカーヒーターなしの屋外作業は考えられないようでした。

冬の屋外作業の心強い味方、カーヒーター。
後付もできますので

ご興味のある方は、
是非全国の住友フォークリフト販売店へお問い合わせ下さい!

 

 

今回の記事はいかがでしたか?
  • 役に立った! (8)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です